11月某日  元気・前向き 東北大学

 被災した東北大学の復興途上報告と支援感謝のキャンペーンが全国展開され、札幌でも開催されました。講演はスピントロニクス研究の世界的権威の大野英男教授と、災害を歴史に学ぶとして理学部の箕浦幸治教授でしたが、大野先生とは北大在籍時代に電子顕微鏡を購入戴いて以来、20数年振りにお会いできました。
 印象に残ったのは箕浦先生のお話で、中越地震を調査した結果、東北に地震が発生すると予知しながら積極的に広報できなかったという反省から、地震は繰り返すこと、地震多発地帯の住民には一次産業に従事する離れられない人々が居ることを認めつつ、本来は沿岸は海の一部であり、沿岸に住むことは止め、海に返そうという示唆に富むものでした。

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